このドキュメントはWabaに興味を持ってくれた方に、手間をかけずにWabaアプリケーションを作れるようにという意図をもってかかれています。
読者がjavaの基本的な知識をもっていることを前提にしています。Wabaに関する情報は http://waba.sourceforge.jp/ を参考にしてください。
WabaアプリケーションはC++を使ったオブジェクト指向プログラミングにくらべて、ずっと綺麗に簡単に記述することができます。
またWabaVMがあれば、一度作ったアプリケーションは、なんの変更を加えずにさまざまなプラットフォームで動作させることができます。
にもかかわらず、Wabaアプリケーションは世の中にほとんど出回っていません。逆にいえばあっという間に有名になれる可能性があるということです。
当パッケージがあれば、Wabaアプリケーションの開発からテストまで一貫して行うことができます。APIレファレンスも同封していますので、他に必要なものはありません。
ここではhelloのコンパイル手順を例にとって説明します。
prompt>make
prompt>make run
自分でアプリケーションを作るには、まずz_new_jディレクトリをコピー&ペーストして「コピー 〜 z_new_j」というディレクトリを作ります。そしてこのディレクトリ名を適当な名前に変更します(例myapp)。
つぎにmyappの中にMain.javaを作ります。とりあえずhelloの中のMain.javaのコピーで大丈夫です。そしてテキストエディタでMakefileを開いて一番上の行のTARGETの記述を、
TARGET = myapp
とします。ここから先は、helloのときと同じようにできます。
WabaVMの特徴を簡単にあげると以下のようになります。
当プロジェクトのWabaVMはオリジナル版に以下の拡張を施しています。
当パッケージに同封しているWabaVMはWaba for SDL 0.0.5です。最新のWabaVMを使いたいときは、z_tools\waba以下の
を上書きしてください。
当パッケージはosa_dir2またはintroaと同居することが可能です。解凍したファイルをすべてosa_dir2またはintroaディレクトリ直下へ移動してください。
クラスライブラリーのソースはz_tools\waba\classesに、APIレファレンスはz_tools\waba\javadocにあります。当然ですが、System.out.println() のようなJ2SEにしか存在しないAPIはWabaにはありませんので注意してください。たとえコンパイルが通っても実行できません。