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Project Zephyr
アクセス独和辞典 第1版
更新履歴
- 2012/05/07 エスツェット文字がssで検索できなかった問題を修正。GaijiMap.xmlのみ更新。参考
- 2012/04/29 新規公開
はじめに
ここで公開しているツールを使って、10年ほど前に三修社から販売されていたアクセス独和辞典 第1版のCD-ROMからEPWINGデータを作ることが出来ます。
注意:対応しているのは、ロボワードv4形式のデータだけです。動作確認したのは、1999年初版の第1版(マルチアクセス独和辞典)です。第2版のハイブリッドアクセス独和辞典もロボワードv4らしいので、変換できるかもしれません(が確認していません)。新ロボワードアクセス独和辞典についてはロボワードv6らしいので、多分読めません。CD-ROM付きの第3版は販売されていないようです。
出来ること
- 独和部(5.5万件)、和独部(3千件)のEPWING化
- 本文中のドイツ語を集めたドイツ語見出しの追加(約21万件)
- 日本語訳から採録した約28万件の日本語見出しの追加 (発音カナ表記、例文の日本語訳は除く)
- 発音記号、長母音付き文字などの外字対応(EBシリーズでのUnicode表示もOK)
出来ないこと
必要なもの
動作確認環境:Windows XP、Intel i5-2500 (3.3GHz)、2GBメモリ。EBStudio 1.70b、EBWin 3.05
作業手順
準備
- マルチアクセス独和辞典を購入する。PCにインストールする必要はありません。
- ロボワードv4は、Windows 95/98/NT4で動作するものの、XP(以降も?)では動作しません。手元のWinXP環境で互換モードなどを設定してもどうしても起動できませんでした。
- EPWING化ツールを適当なところに解凍します。
- スタート→すべてのプログラム→アクセサリ→コマンドプロンプト を開き、"java -version"を入力すると、javaのバージョン情報が表示されること。「java・・・認識されていません」と出たらjavaへのパスを通す。
- EBStudioをインストールする。
HTMLファイル作成
- CD-ROMドライブに独和辞典CDをセットする。CD-ROMドライブがDドライブでない場合は、EPWING化ツールのmakehtml.bat冒頭にある「set DATADIR="○:\Roboword"」の○の文字を修正する。
- 【任意】EBStudioのプロフェッショナル版(有料)があれば、辞書本文中の単語を条件検索用見出しにできます。そうする場合は、makehtml.bat冒頭で "set KEYTYPE_LA=条件" とします。詳しくは「EBシリーズの使い方」参照。
- コマンドプロンプトを開く
- EPWING化ツールを解凍したディレクトリに移動
- makehtml.batを実行します。1分ほどで、body-dejp.html、body-jpde.htmlが出来ます。
- 独和部のドイツ語見出し5万件以上に加え、約21万件のドイツ語、約28万件の和訳見出しも追加しています。
C:...>cd "EPWING化ツールのディレクトリ"
C:...>makehtml.bat
Top directory: "D:\Roboword"
creating body-dejp.html
......................................................
done. 54235 entries
append 212861 extra 条件 keys
append 278970 extra Japanese 表記 keys
creating body-jpde.html
..
done. 2914 entries |
EPWING作成
上で作成したHTMLファイルをEBStudioで処理すると、EPWINGになります。
- EBStudioを起動し、access-dejp.ebsを開く
- 「基準ディレクトリ」を、EPWING化ツールの解凍ディレクトリ(HTMLファイルの出来たディレクトリ)に設定する
- 「入力ファイル名」「出力先」を正しく設定する
- 【任意:EBStudioプロフェッショナルのみ】先に "set KEYTYPE_LA=条件" としたら、「インデックスの指定」で「条件検索」もチェックする。詳しくは「EBシリーズの使い方」参照。
- 「ファイル→実行」でEPWING化する。変換には数分かかります。
注意:EBシリーズでは、ウムラウトなどの記号は除き、"ß"は"ss"として検索します(例:"Gefäß"→"gefass")。
外字のUnicode表示設定
EBシリーズでは外字をUnicode文字としてきれいに表示できます。
詳しくは「外字のUnicode表示」参照。
著作権とライセンス
CD-ROM、全文テキスト、EPWINGデータの不正利用は厳に慎んでください。
ロボワードv4データのデータ解析については、こちらのサイトを参考にしました。発音記号や一部のバイナリタグについては更に解析しました。
EPWING化ツールは、大久保が作成したものです。これらはパブリックドメイン扱いとします。