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Next: 1.2 Example Previous: 1 NDTPクライアントモジュール ndtplib

1.1 NDTP オブジェクト

NDTPインスタンスは, 今のところ次のメソッドを実装しています:

connect (host[, port])
指定された host 上の port を介して, サーバに接続します. デフォルトのポートは 2010 です. インスタンスがホストに接続しないで生成された 場合には, 直接使用する必要があります.

version ()
'v'コマンドを実行し, サーバのバージョン(文字列)を返します. allow()メソッドよりも前に使用できます.

listdic ()

'T'コマンドです. {辞書番号(整数): 辞書名(EUCコード)}からなる辞書を返します. allow()メソッドよりも前に使用できます.

allow (name)
'A'コマンドを実行し, 使用許可を求めます.

setdic (dicnum)
'L'コマンドによる辞書の切替を行います. dicnumは 辞書番号(listdic()参照)で, デフォルトは1です. allow()メソッドよりも前に使用できません (以下, quit()メソッドを除いて同様).

getindex ()
'I'コマンドです. 選択された辞書の目次を取得します. {目次の見出し コード: frame(後述)}からなる辞書を返します. setdic()メソッドよりも前に使用できません (以下, quit()メソッドを除いて同様).

listbitmapsize ()
'XI'コマンドです. 選択された辞書で使用可能な外字のビットマップサイズ 一覧(リスト)を返します.

setbitmapsize (size)
'XL'コマンドです. 選択された辞書での外字ビットマップサイズを sizeに設定します.

getbitmap (gaiji)
'Xb'コマンドです. 選択された辞書でのビットマップ 識別子gaiji(文字列)に対応するビットマップデータ(文字列)を 返します. setbitmapsize()メソッドよりも前に使用できません.

getbitmaps ()
'XB'コマンドです. 選択された辞書での外字ビットマップ一覧を 取得します. {ビットマップ識別子(文字列): ビットマップデータ(文字列)}から なる辞書を返します. setbitmapsize()メソッドよりも前に 使用できません.

copyright ()
選択された辞書の奥付(文字列)を返します. これは, getindex()メソッドで得られた辞書上のキー'OK'に対応します.

ask (pattern)
'P'コマンドです. アルファベット/仮名からなるパターンを解析して, 前/後方一致検索を判別したクエリーをサーバに送ります. {検索語句: header(後述)}からなる辞書を返します.

getmain (header)
'S'コマンドです. サーバから本文を転送します. header'<frame>:<offset>'といった構造を しています(<frame>,<offset>いずれも16進数). 本文は文字列として返されます.

quit ()
'Q'コマンドです. 接続を切ります. allow()メソッドよりも 前に使用できます.


Last modified: 2004/01/12
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