診療統計

 NOA のカルテデータから診療統計を出力するツールです。 まず対象とする日付範囲を指定してください。 長い期間を指定した場合は処理に時間がかかります。

主訴欄の統計処理

 ポップアップメニューから「主訴」を選択し「リストアップ」ボタンを押してください。 主訴欄に記述された文言を元に頻度とグラフが表示されます。

診療内容の統計処理

 ポップアップメニューから「診療内容」を選択し「リストアップ」ボタンを押してください。 診療欄の処置内容を元に頻度とグラフが表示されます。

曜日ごとの統計処理

 ポップアップメニューから「曜日」を選択し「リストアップ」ボタンを押してください。 曜日ごとの受診者数の頻度とグラフが表示されます。

地域ごとの統計処理

 ポップアップメニューから「地域」を選択し「リストアップ」ボタンを押してください。 住所欄をもとに地域ごとの受診者数の頻度とグラフが表示されます。

年齡ごとの統計処理

 ポップアップメニューから「年齡」を選択し「リストアップ」ボタンを押してください。 5年区切りの年代をもとに受診者数の頻度とグラフが表示されます(年齡ごとでは、細かすぎて判りにくいため5歳区切りにしました)。

表示順の変更

 「項目」アンカーをクリックすると、項目名の順序で表示され、「頻度」アンカーをクリックすると、頻度順に表示されます。「年齡」などでは、頻度順より項目名順の方が判りやすいかも知れません。

統計に含まれるカルテ番号の参照

 各項目名をクリックすると、その項目の要素となるカルテの受診年月日とカルテ番号が表示されます。

統計処理上の夾雑物の除去

 default のままでは、かなり夾雑物の入る可能性が高くなります。 例えば「下腹痛」も「上腹部痛」も、まとめて「腹痛」として処理したい場合もあるでしょう。 このような場合は「初期設定パネル」で夾雑物を取り除く処理をしてください。

初期設定パネル

 右上の「ハンマー」アイコンをクリックすると「初期設定パネル」が表示されます。 パネル上のポップアップメニューから「主訴」あるいは「診療内容」を選択してください。 これ以外の項目では処理を必要としないので、メニューに含まれません。

 主訴の場合のみ「高精度(低速度)処理」というチェックボックスが現れます。 ここにチェックを入れると精度は上がりますが、処理速度はかなり落ちます。

 チェックを入れないと、主訴欄の背景が淡青色のページ(前回と記述内容が同じ)を無視するため 処理は速いですが、実際の頻度と誤差があります。チェックをいれると 淡青色のページもスキャンするため処理速度がかなり落ちます。 しかし結果的にはチェックを外しても、項目ごとの頻度差の検証に大きな違いはありません。 チェックをはずしておいた方が使いやすいでしょう。

 検索対象行の中の「左辺」に入力した文字列を「右辺」の文字列へ置換します。

  • 「itching」「掻痒」で、itching が掻痒に置換
  • 「下腹痛」「腹痛」で、下腹痛が腹痛に置換
  • 「[」「」で、[ が削除
 このように夾雑物をとり除いたり同じ表現にまとめます。 左端チェックボックスにチェックを入れておくと、「左辺の文字列」を含む行は 「右辺の文字列のみ」に置換されます。
  • 「公費」「公費健診」で、公費を含む文字列を公費健診に置換
  • 「インフルエンザ」「インフルエンザ」で、 「他院でインフルエンザと云われた..」のような行を 「インフルエンザ」のみに置換
  • 「テスト」「」で、テストを含む文字列を無視

 新しい行を追加したい時は、下端の「追加」ボタンをクリックします。 行を削除したい時は、削除したい行右端の赤い「削除アイコン」をクリックしてください。

 最後に「確定」ボタンを押すと、以上の設定がサーバに記憶されます。

ウィンドウの位置とサイズの記憶

 初期設定パネルの アイコンをクリックすると、ウインドウの位置とサイズが記憶され、次回からその位置とサイズでウインドウが開きます。

おわりに

 主訴欄に述べた他にも、細かい点では精度に欠けるところもありますが、 ざっくりと自分の医療機関の傾向を見ることができます。その他 ご要望あれば可能な限り対応したいと思います。

Update: 2013-10-30