クライアント側ファイルを生成する
クライアント側ファイルは、CORBA ウィザード、または CORBA テンプレートのどちらかを使用して生成できます。
コードを生成するには、まず CORBA プログラムとともに使用する ORB 製品用に IDE が
設定されていることを確認してください。
CORBA ウィザードを使用する
- メインウィンドウから、「ツール」
「CORBA ウィザード」を選択して、CORBA ウィザードの
最初のページを開きます。
- このページで、次の手順を実行します。
-
クライアントプログラムの基礎になる IDL ファイルの名前を入力します。
このファイルは、既存のファイルか新規ファイルのどちらかにできます。新規ファイルはこのウィザードの 3 ページ目で作成します。
- このウィザードで生成するファイルを入れるパッケージを選択します。
- ウィザードの 2 ページ目で、ウィザードが生成するファイルを指定します。
- 既存のサーバー用のクライアントを作成する場合は、「クライアントを作成」ボックスだけをチェックします。
- 既存のサーバー用のクライアントを作成する場合、そのクライアントは既存の IDL ファイルに
基づくものであり、「IDL を作成」ボックスをチェックする必要はありません。
- ウィザードの 3 ページ目で、クライアントとともに使用する実装を記述する設定を選択します。
既存のサーバー用のクライアントを作成する場合は、そのサーバーが使用するバインド方式と、
そのサーバーが委譲 (Tie) ベースか継承ベースかを知る必要があります。
- ウィザードの 4 ページ目で、クライアントプログラムが基礎とする IDL を指定します。
次のどちらかを実行できます。
- IDL がファイルにある場合は、「ブラウズ」ボタンをクリックしてファイルを選択します。
- IDL がインタフェースレポジトリにある場合は、「CORBA インタフェースレポジトリ」ノードをブラウズして、
正しいインタフェースを選択します。この処理を実行するには、CORBA ベンダーのインタフェースレポジトリが
すでに起動されていて、CORBA モジュールのインタフェースレポジトリブラウザを起動していなければなりません。
- ウィザードの 5 ページ目で、ウィザードが実行するアクションの説明を確認し、「完了」ボタンを
クリックしてコードの生成を開始します。既存のサーバー用のクライアントを生成する場合、
この説明は「CORBA ウィザードは次の処理を実行します。IDL をインポート, クライアントを生成」と表示されます。
- CORBA モジュールは、指定された IDL のローカルコピーと Java ソースファイル
<IDL_interface_name>Client を生成します。hello.idl を指定した場合、ウィザードでは、
hello.idl のローカルコピーと helloClient.java が作成されます。
CORBA テンプレートを使用する
- メインウィンドウから、「ファイル」
「新規」を選択して、「テンプレート選択」ダイアログを開きます。
- 「CORBA」テンプレートカテゴリから、ClientMain テンプレートを選択します。
- 「テンプレート選択」ダイアログの右側のフィールドを使用して、クライアントファイルの名前と
そのファイルを生成するパッケージを指定します。
- 「完了」ボタンをクリックします。
- CORBA モジュールは、CORBA クライアントソースファイル <Name_You_Input>.java を作成します。
- テンプレートを使用してクライアントプログラムのソースコードを生成するだけでなく、
クライアントの基礎となる IDL をクライアントプログラムのパッケージにコピーする必要があります。
詳細については、次の項を参照してください。
著作権と商標について