このカテゴリのテンプレートを使用して、フィルタを作成できます。
API 2.3 で最も重要な点は、filters (要求を変更または応答を修正するオブジェクト) が追加されたことです。
フィルタはサーブレットではなく、実際に応答を作成することはありません。フィルタは、サーブレットに到達する前の要求のプリプロセッサおよび/またはサーブレットを残す応答のポストプロセッサです。
ある意味、フィルタは従来の「サーブレット連鎖」の完成版といえます。このフィルタを使用すると、以下が実行できます:
- サーブレットが呼び出される前にサーブレットの起動を中断
- サーブレットが呼び出される前に要求を確認
- 実際の要求をラップする要求オブジェクトのカスタマイズ版を提供することで要求ヘッダーおよび要求データを修正
- 実際の要求をラップする応答オブジェクトのカスタマイズ版を提供することで要求ヘッダーおよび要求データを修正
- サーブレット呼び出し後にサーブレットの起動を中断
フィルタを設定して、サーブレットまたはサーブレットのグループで動作させることができます。このサーブレットまたはグループは 0 以上のフィルタでフィルタ処理できます。実用的なフィルタの構想として、認証フィルタ、ロギングおよび監査フィルタ、イメージ変換フィルタ、データ圧縮フィルタ、暗号化フィルタ、トークン化フィルタ、ソースアクセスイベントをトリガーするフィルタ、XML の内容を変更する XSLT フィルタ、または MIME タイプ連鎖フィルタ (サーブレット連鎖と同様) があります。