監視設定方法虎の巻 監視設定の編集の説明 監視属性によって表示が多少変わりますが、以下に各設定項目を説明します。 1) 監視をオン、オフ : セレクト窓 セレクト窓でON、OFFの設定が出来ます。 OFFでこの監視項目は無視になります。 2) 監視形態の属性、コマンド、ポート : セレクト窓 SNMP,PORT,COMMAND の属性を変更します。 3) 監視正逆の設定 : セレクト窓 0、1の設定が出来ます。 0で監視の答えがエラーであればエラーとして判断、1はエラーが帰った場合に正しいと判断します。 4) SNMP監視閾値の設定 : テキスト窓 SNMPの閾値は先頭の文字によって判断されます (!) SNMPが返す文字列と!より右側の文字列を比較します。等しくない場合に正です。 (=) !と同じですが、等しい場合に正。 (+) 数字として評価します。+より右の数字よりSNMPが返す数字が大きい場合に正です。 (-) 同じく-よりも右の数字よりSNMPが返す数字が小さい場合に正となります。 !,= の場合はSNMPが返す値が数字であってもなくても文字として比較します。 5) SNMP OID : テキスト窓 SNMPのOIDを入れます。 例>HOST-RESOURCES-MIB::hrSWRunPerfMem.0 例> .1.3.6.1.4.1.2021.4.11.0 以下のフォーマットでOID同士やOIDと数字の四則計算が可能です。 例>cal[.1.3.6.1.4.1.2021.11.9.0[+[.1.3.6.1.4.1.2021.11.10.0[ 例>cal[IF-MIB::ifMtu.2[+[HOST-RESOURCES-MIB::hrNetworkIfIndex.1029[*[100[ 演算の場合は数字を返すOIDに限定されます、閾値は+,-で利用してください。 6) 監視先のIPアドレス : テキスト窓 監視先のIP又はホスト名です。コマンド監視の場合は必修ではないのですが、ローカル であることを明示する為に[127.0.0.1]や[localhost]などと統一すると検索の際に便利です。 プロトコルがURLの場合、ファイル名まで記載出来ます。 例>127.0.0.1/~masashi/index.html 7) SNMP接続先のSEC.NAME : テキスト窓 SNMPを利用する場合のSEC名です。通常ローカル(自分自信)の場合は[private]になっています。 外部の場合は[public]になっている場合が多いでしょう。 8) 監視先の情報 : テキスト窓 何をいれても構わないのですが、統一することで検索が楽になります。 9) この監視のプライオリティー : セレクト窓 5段階のプライオリティーが選択可能です。 (1)最強です、メールの送信が行われます。WEBでは赤で表示されます。 (2)通常の監視です、メールの送信が行われます。WEBではマゼンダで表示されます。 (3)通常の監視です、メールの送信は行われません WEBではグリーンで表示されます。 (4)テスト監視用です、メールの送信は行われません、WEBでは黄緑で表示されます。 一括で削除が可能であり、監視がエラーでも正常でも何らかのステータスを返します。 監視が正常に行われているかの確認や、新規の追加や編集の際にテストとして利用出来ます。 (5~)ログを取ることを目的とした場合に利用出来ます、メールは飛びません。WEBでは白になります。 10)OIDの説明など : テキスト窓 OIDの意味当を書いてください、メールの送信時にメールの内容に補足として入ります。 コマンド監視やポート監視の場合は「コメント」と表記されているかもしれません。 11)監視ブロック名 : セレクト窓 全ての監視はブロックという単位に属します。メールの送信先やインターバルの設定はこの ブロックに対して行いますので、属するブロックを変更することで、メールの送信先やインターバル の変更を行えます。 12)監視プロトコル、ポート DHWのみ : セレクト窓 監視属性がPORTの場合に、そのプロトコルを選択します。 DHWもポート監視の中に入れていますので、DHWの場合はここで選択してください。 (ICMP)ICMPの疎通監視です、閾値秒/100 をRTTとして監視出来ます。 (UDP)UDPポートの監視になります。ICMPを利用して相手のポート不達を判断していますので、 あまり精度は期待出来ませんが、無いよりはましでしょう。 (TCP)TCPポートの監視です、コネクションが確立出来るかを判断します。 (URL)HTTPサーバの特定のファイルを指定し、HEADにてステータスを得ています。 (SMTP)SMTPに接続しHELOに対して返すステータスを確認します。 (DHW)伝統的な監視サーバに接続し、内部のコマンドを利用出来ます。 対象にDHWが起動しており、接続許可されている必要があります。 13)監視先のポート : テキスト窓 監視先のポート番号です。 14)ステータスの待秒時間 : セレクト窓 全ての監視方法において、もし相手がステータスを返さないなどの待が発生することは望ましく ありません。この時間を過ぎても答えない場合は強制的に切断します。 15)実行コマンド : テキスト窓 コマンド監視にて実行するコマンドを引数まで指定してください。 ここで実行出来るコマンドはsitarクライアント起動ファイルにて設定されていますが、 普通は/usr/local/zither/sample_bin/内のコマンドです。 このコマンドからパイプしたりリダイレクトすることは出来ません。 コマンド(シェル)の内部で簡潔してください。 監視設定の方法、こつ プライオリティーの部分でも説明していますが、新く設定を追加する場合はプライオリティー を4に設定してテストを行いましょう。 4の場合はメールは送信されませんし、DBの内容も簡単に消すことが出来ます。 4の場合はエラーでもエラーでなくてもステータスを返しますので、内容を確認して正しい監視方法 を模索出来ます。 一つ完全な物を設定したあとで、「複製」を選択することで作業効率があがります。 「複製」は元になる監視のコピーをすでに設定済みにしてくれますので、近い属性の監視をあたらに 設定する場合は間違いが減るでしょう。