Make One Linuxオンラインマニュアル | ||
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重要なファイルを他のメディアへバックアップして、全て削除します。具体的には次のファイルをバックアップ&削除しておくことをお薦めします。
上記のファイル以外にも、個人情報の流出に繋がりかねないファイルは極力削除しておいてください。1CD/DVD Linuxは持ち運びが楽な分、盗むことも簡単にできてしまいます。どうしても削除できないファイルがある場合はexclude-file.listに該当するファイルを列挙しておいてください。(exclude-file.listについては次項をご参照ください)
設定ファイルの編集をします。Make One Linuxの設定ファイルは全部で次の4種類があります。
各設定ファイルの意味、編集方法は次の通りです。
作成する1CD/DVD Linuxには含めたくないファイル、ディレクトリを記述します。作成するISO9660イメージファイルがCD/DVDディスクメディアの容量に収まらなくなるおそれがある場合は、このファイルに不要なファイルを指定してください。次のように各ファイルをフルパスで一行ごとに列挙してください。
/opt、/usr/local、/usr/srcを削除する場合/opt /usr/local /usr/src
作成する1CD/DVD Linuxには含めたくないrpmパッケージを記述します。作成するISO9660イメージファイルがCD/DVDディスクメディアの容量に収まらなくなるおそれがある場合は、このファイルに不要なrpmパッケージを指定してください。次のように各パッケージを一行ごとに列挙してください。
firefox、thunderbird、gimpパッケージを削除する場合firefox thunderbird gimp
初期RAMディスク(initrd.img)に組み込んでおきたいカーネルモジュールを記述します。起動に必要なモジュールは自動的に組み込まれるのでここで指定する必要はありません。次のように各モジュールを一行ごとに列挙してください。
i810fb.koとnls_euc-jp.koを組み込む場合i810fb nls_euc-jp
molmakeコマンドの設定ファイルです。1CD/DVD Linuxの作成方法を記述できます。このファイルは次のような内容になっています。(この内容はMake One Linux 0.4.0のものです)
#==================================================# # Make One Linux 0.4.0 -- Setup Configuration File # #==================================================# ## === Kernel Release Version === ## KERNEL_RELEASE="`uname -r`" ## === Distribution === ## DISTRIBUTION="CentOS" #DISTRIBUTION="RHEL" #DISTRIBUTION="Scientific" #DISTRIBUTION="Tao" #DISTRIBUTION="WBEL" ## === Build Directories === ## BUILD_ROOT="/tmp/molbuild" ISODIR="/tmp/molbuild" ## === System Directories === ## SBINDIR="/usr/sbin" LIBEXECDIR="/usr/libexec" SYSCONFDIR="/etc" DATADIR="/usr/share" ## === Commands === ## MKSQUASHFS="/usr/bin/mksquashfs" ISOLINUXBIN="/usr/lib/mol/isolinux/isolinux.bin" HWSETUP="/usr/libexec/hwsetup-mol" DDCXINFO="/usr/libexec/ddcxinfo-mol" BUSYBOX="/usr/libexec/busybox-mol" ## === List Files === ## EX_FILE_LIST="/etc/mol/exclude-file.list" EX_PKG_LIST="/etc/mol/exclude-package.list" IN_MOD_LIST="/etc/mol/include-module.list" ## === initrd === ## INITRD_BS="1k" INITRD_COUNT="16384" COPY_INITRD_TO_BOOTDIR="yes" ## === Compressed File Systems === ## ENABLE_SQUASHFS="yes" ## === Default Boot Options === ## BOOTOPTION="initrd=initrd.img boot=rom ramdisk_size=16384 vga=0x317 rhgb quiet selinux=0"
各設定項目の意味は次の通りです。
CentOSを使用する場合 | : | CentOS |
Red Hat Enterprise Linuxを使用する場合 | : | RHEL |
Scientific Linuxを使用する場合 | : | Scientific |
Tao Linuxを使用する場合 | : | Tao |
White Box Enterprise Linuxを使用する場合 | : | WBEL |
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