Last updated: 12/31/2002 Top ドキュメントTop

データベース管理システム 管理者用ガイド
サンプル2 ― 履歴書

概要

簡単な個人情報と学歴/職歴を登録できる履歴書です。 本システムの持つ機能の多くを利用した例になっており、 比較的大きな規模のアプリケーションを作成するときに参考になるかと思います。

個人情報を誰にでも閲覧できるという点で、 サンプルそのものは実用的ではありませんので、ご注意ください。

事務局用と一般用の二つのインターフェースを持ち、 複数ページからなる挿入画面 / 詳細表示画面、 画像ファイルの挿入、詳細表示画面のエクスポート、 ユーザ登録などの機能を利用しています。

動作環境

インストールの手順

  1. 上述した動作環境を元に、必要なソフトウェア等をインストールします。
  2. 履歴書 に関連するファイルを samples/cv 以外のディレクトリに 置きたい場合は、samples/cv ディレクトリを適当な位置にコピーします。 ここでは、basedir にコピーしたものとします。
    $ cp -r .../samples/cv basedir
  3. basedir/Makefile を編集します。 最低限、以下の項目の変更を行う必要があります (環境によっては他に変更が必要な項目があります):
    • BASEDIR
  4. 構成定義ファイル basedir/base.conf を編集します。 最低限、以下の項目の変更を行う必要があります (環境によっては他に変更が必要な項目があります):
    • $base->{conffile}
    • $base->{authconffile}
    • $base->{nph}
    • $base->{suexec}
    • $base->{group}{staff}{template_cgitodir}
    • $base->{group}{pub}{template_cgitodir}
  5. データ定義ファイル basedir/data.conf を編集します。 最低限、以下の項目の変更を行う必要があります (環境によっては他に変更が必要な項目があります):
    • $self->{global}{basedir}
    • $base->{global}{baseuri}
    • $base->{global}{mailfrom}
    • $base->{global}{mailto}
    • $base->{global}{export_file}
    • $base->{global}{export_uri}
    • $base->{global}{insert_mail} 内の $uri 変数
    • $base->{global}{upload}{dir}
    • $base->{global}{upload}{pooldir}
    • $base->{global}{upload}{tmpdir}
    • $base->{global}{upload}{fileuri}
    • $base->{global}{upload}{tmpfileuri}
    • $cmd (identift, convert, tifftopnm, pnmtojpeg, cp のパス)
  6. basedir/auth_init.sql を編集します。 最低限、以下の項目の変更を行う必要があります (環境によっては他に変更が必要な項目があります):
    • INSERT INTO auth_info ( ... ) コマンドの "username", "passwd", "passwd_crypt" の値(デフォルトは 'staff', 'staff', '...')
    • INSERT INTO auth_info ( ... ) コマンドのメールアドレス "email" の値(デフォルトは 'admin')
    ここで設定する "username", "passwd_crypt" の値は、 事務局用インターフェイスを利用する際の BASIC認証に使われます。 passwd_crypt には、passwd のMD5メッセージ・ダイジェストを 記述してください。
  7. 設定が終わったら、basedir で 'make', 'make install' を実行します。 問い合わせには、全て 'yes' と答えます。 この作業は、必要なディレクトリを作成するために、 最初に行わなければいけません。
    $ make $ make install
    エラーが出れば、該当するファイルを修正してください。
  8. basedir で 'make test' を実行し、エラーがないことを確かめます。
    $ make test
    エラーがあれば、ファイルを修正して、 再び 'make install', 'make test' を実行してください。 この作業を、エラーが出なくなるまで繰り返します。
  9. 次のように、PostgreSQL ユーザ dbipg とデータベース dbipg_cv を作成します。
    $ createuser dbipg $ createdb -E EUC_JP dbipg_cv $ psql -U dbipg dbipg_cv => alter user dbipg password 'dbipg_passwd';
    PosgreSQLユーザとデータベースの作成方法の詳細は、 PostgreSQL のマニュアルをご覧ください。 PostgreSQL ユーザ dbipg やパスワードは、 データ定義ファイルの $self->{global}{db} で変更できます。 また、データベース名は複数箇所で設定されていますので、 変更する場合は、grep などを利用して対応する箇所を変更してください。
  10. BASIC認証の際に用いる PostgreSQL ユーザ dbipg_auth を作成します。
    $ createuser dbipg_auth $ psql -U dbipg_auth dbipg_cv => alter user dbipg_auth password 'pass'
    PostgreSQL ユーザ dbipg_auth やパスワードは 複数箇所で設定されていますので、 変更する場合は、grep などを利用して対応する箇所を変更してください。
  11. 'make sql' を実行して、必要なテーブルを作成するための SQL文を用意します。 また、その際に出力されるメッセージに従ってテーブルを作成します。
    $ make sql $ psql -f create.sql -U dbipg dbipg_bbs
  12. ブラウザからCGIを呼び出し、正常に動作することを確認します。

履歴書の特徴

補足

データの追加/修正

データの検索・表示

アクセス制限